パッションフルーツの種類
ここでは果物としてのパッションフルーツを紹介しているわけですが、実は花としてのパッションフルーツもメジャーな存在なのです。
パッションフルーツは500種以上もあって、日々改良が加えられていますが、それに園芸種も加えると何と1,000種類以上にもなり、花の色や形状もいろいろ変異に富んでいるのです。
花としてはほとんどが1日花なのですが、次々と咲くので人々の目を楽しませてくれるのです。
さて、食用としての種類ですが、「紫色種」が日本で一番多く流通している種類となります。これの果皮はその通りに濃紫色をしていますが、熟してくるともっと褐色系になっていきます。果汁が豊富で甘酸っぱく、完熟すると特有の芳香が更に強くなります。これは輸入品も多く、主な輸入先はアメリカ、ニュージーランドとなり、国内産としては沖縄県、鹿児島県などでの栽培品が流通しています。
もうひとつは「黄色種」です。もちろん黄色い果皮をした種類ということですが、味自体は「紫色系」とあまり変わりません。こちらもいい香りと、甘み酸味のバランスがいい、実にコクのある味わいが特徴です。「紫色種」のことを山地型、「黄色種」のことを低地型と言って区分することもあります。
パッションフルーツは輸入品もあるので、流通は通年しています。国産となると鹿児島の屋久島、沖縄など南地域ではハウスものが2月頃から収穫されます。収穫のピークは6月~8月あたりとなります。